せとうち車旅 - 安心院の鏝絵 [大分]
- 安心院の鏝絵 -
瀬戸内海の半分くらいを、車で1周旅行した記事を更新中。
旅行8日目(9月10日)、院内の石橋を見たあとは、安心院(あじむ)で鏝絵(こてえ)を見てきました。
鏝絵というのは、左官職人が建物の壁などに作る漆喰の絵のことだそうです。安心院の中心部にある鏝絵は、建物の壁に直接描かれたものや、レリーフのように取り付けられたものがありました。
「鏝絵」という単語自体、私は宇佐の観光案内所で初めて知りました。
重松家別邸 - 虎
上の写真で大きく書かれた富士山も鏝絵。2Fには、この側面にも龍の鏝絵がありました。
安心院の鏝絵は、虎の絵が多かったと思います。
縣屋酒造 (あがたや)
- 毘沙門天・弁財天・布袋
古い造り酒屋さんのようで、入口の引き戸には、「電話二二番」。電話が2桁って、いつのころだろう。
平成16年の新しい鏝絵のようです。
佐藤家 - 夷大黒・鯉の三番叟
この鏝絵で注目すべきは、三番叟なのに鯉が出ていること。 普通は鯉ではなく猿に大黒様が烏帽子をかぶらせ躍らせるものだそうです。
それで、「三番叟」とは?
能楽の一種に「式三番」というのがあって、その3つ目の演目が「三番叟」または「三番猿楽」と呼ばれているそうです。
他にもたくさんの鏝絵。安心院観光協会のホームページでは、50の鏝絵が紹介されています。
左の2段目など、機械を操作してます。酒屋さんもそうだったけど、稼業に関係している絵もたくさんありました。
院内と石橋と安心院の鏝絵。 旅行に出たころには、地名も知らないところだったけど、たまたま行ってみて思いがけず印象残るところでした。
続きます。