陸前高田 - 被災前 [東北]
<陸前高田市 - 黒崎>
今日のニュースでは、陸前高田で花見があったそうです。被災地はまだ大変だけど、明るいニュースも少しずつ増えてきたような気がします。
一昨年の秋、三陸を旅行した時に陸前高田にも立ち寄りました。秋の3連休だったにもかかわらず、観光客は思いのほか少なく、これは平成20年にあった地震の影響だと地元の人から聞きました。
このとき、復興半ばの印象だったけど、今年3月の地震では、さらに大きな被害が出てしまいました。
震災前に行った陸前高田の記録です。
■ 酔い処 俺っ家
港町ならではの、おいしくてボリュームのあるカツオのタタキ。
陸前高田に泊まった日に、夕食で立ち寄った居酒屋です。
お店のホームページにブログと掲示板があり、活発な書き込みから、被災後の緊迫した感じが伝わってきました。
早くお店が再開できることを願ってます。
■ キャピタルホテル 1000
陸前高田で泊まった景色のいいホテルです。窓から見えるのは、名所の高田松原。
建物・宿泊客は無事だけど、従業員の1人が行方不明って報道がありました。
フロントで会話を交わした人かもしれないと思うこともあり、心配しています。
■ 陸前高田駅
夕方に立ち寄った陸前高田駅。
駅の周辺はシャッターの降りてるお店が多く、街の中心の週末とは思えません。
いわゆる、シャッター通りでした。地方景気の回復が鈍いって聞いてたけど、現実に見ると寂しいです。
地方の復興は、道路や建物を震災前に戻すだけでは不十分です。
被災者のみなさまが1日も早く元の生活に戻れるよう、被災地が早く復興できることを願っています。
酒田-山居倉庫と「レストラン 欅」 [東北]
今年9月の東北クルマ旅は米沢から始まり、寒河江 - 新庄 - 鶴岡と移動、最終目的地は酒田でした。
写真は帰る日の早朝に撮った「山居倉庫」です。9月の連休のさなかなので、夕方に行った時は、たくさんの人と車で賑やかなところって印象しか残らなかったけど、朝6時過ぎにくると、ほとんど誰もおらず古くからの街の風情がありました。
酒田
山居倉庫に行った後、夕食まで時間があったので、市内の商店街を歩いてみました。ところが、ほとんどのお店のシャッターは下りています。
お店は日曜日だから閉まってるのか、最近よく言われる地方都市のシャッター通りなのか、普段を知らないからわからないけど、人通りの少なさを考えたら閉店しているお店も少なくないんじゃないかと思います。
国道沿いには大型のショッピングセンターがあったけど、地方ごとに特色のある商店街やお店が少なくなるのは寂しいですね。
夕方の山居倉庫-欅並木側です。
酒田駅近くの「本間美術館」の庭園です。収蔵品は酒田の名家-本間家のコレクションです。
どんなのがあるのか知らずに立ち寄りましたが、思いがけず興味深い書物や絵画の展示があり楽しめました。
レストラン欅
旅先の夕食は、いつもいきあたりばったりで、旅行のガイドブックやホテルにある情報誌には出ていない居酒屋か小料理屋を探すのですが、酒田での泊まりが日曜日だったので、魚を出すような和食の店は最初からあきらめ、洋食のお店を出発前に探しました。
酒田には老舗のフレンチが2軒あって、その中の1軒「レストラン欅」に行ってきました。
お店の名前は「レストラン 欅」ですが、 「フランス風郷土料理 欅」と紹介されていることが多いようです。
(「欅」の文字は左の字体が使われています)
料理は「郷土の素材をフランス風に楽しめる店 」とのことで、山形産のものを使った料理が中心のようです。前菜は「カレイのフライと赤ピーマンのムース」「魚のゼリー寄せ」。お酒はワインではなく日本酒にしました。
コース料理は、当日でも注文できますが、前日までに予約が必要なものもあるようです。
料理はしっかりしていて、値段も安心できる、家の近くにもあればいいと思えるお店でした。
レストラン欅
山形県酒田市中町2-5-10
Tel:0234-22-7019
河北町「どんが祭り」、寒河江市「うまい 大鍋フェスティバル」 [東北]
9月の大型連休は、山形に行きました。
山形県内の観光地は、テレビや映画で取り上げられたことから、どこも盛り上がってるように感じました。
米沢周辺の公園や寺社には、大河ドラマ「天地人」にあやかったノボリがあちこちにあります。
鶴岡-酒田は映画「おくりびと」のポスターが街に貼ってあります。
上の写真は、河北町の「谷地どんが祭」、谷地神社の「谷地の舞楽奉奏」のなかの演目の1つです。
米沢-寒河江-河北
東北自動車道で山形方面に向かっていると、白石IC-蔵王ICあたりで渋滞が始まっていました。通り抜けるのに2時間って案内だったから、ただごとではない渋滞。福島飯坂ICでおりて、米沢経由で山形に行くことにしました。
■ 米沢
米沢市内は「直江兼続」と「天地人」ののぼりとポスターでいっぱい。
上杉神社には観光バスが次々と入ってきます。
(重要文化財)
旧米沢高等工業学校本館
今は山形大学の施設のようです。小学校の理科で使った天秤や、NECのPC8001、富士通のFM7なんかも展示してあって、とてもなつかしい。
米沢といえば「米沢牛」と思い、ステーキ屋さんを探しました。「米沢牛」を看板に出してる店は多かったけど、よくよく考えるとお酒は飲めない車旅の昼食。ステーキのランチは見送ることにしました。
■ 河北
寒河江の少し北にある町でお祭りがあるって聞いて行ってみました。河北町にある谷地神社を中心に、3日間あるそうで、行った日の翌日が「全国 奴まつり」とかって、ポスターなどで最もPRしているイベントがあるようです。
この日は谷地神社で舞楽がありました。
■ かみのやま温泉
米沢から寒河江に向かう途中に通ったかみのやま温泉で、「かかし祭り」ってイベントがあったので立ち寄ってみました。
ここも、直江兼続のかかしでいっぱいでした。
寒河江祭り
宿泊したのは寒河江駅近くのホテル。寒河江でも「寒河江祭り」の期間中でした。
お祭り、この日の目玉は「うまい 大鍋フェスティバル」
■ うまい 大鍋フェスティバル
一杯200円でいろんな種類の鍋が食べられます。
この4種類以外にも、モツ煮込や蕎麦がきの鍋など、いくつもの種類の鍋が出てました。気に入ったのは「葉山鍋」。キノコと野菜がふんだんに入ってました。
「温泉ちゃんこ鍋」は、「天ぷら うどん」。うどんがなぜ?ってとこですが、毎年、内容を変えてて、今年は「天ぷら うどん」なんだそうです。
塩釜 「シェヌー」 - 東北クルマ旅 #2 [東北]
ブログは昨日に続き、秋に行った東北のクルマ旅です。
三陸海岸に向かう途中、塩釜のフランス料理店 「シェヌー」でランチにしました。
20年くらい前に仙台に行ったとき、オープンして間もないこのお店に来たことがあり、今回は2回目。でも、塩釜の町も20年ぶりだったので、道もお店の場所も記憶になく、初めての街とお店のようでした。
■ 前菜
三陸の幸サラダ“千賀の浦”
エビやイカの海の幸をふんだんに使ったサラダです。
■ メイン
三元豚の柔らかスパイシー煮 ル・プレヴェール風 メニューにある「ル・プレヴェール風」は、以前ブログに書いた表参道の「ル・プレヴェール」のこと。 「シェヌー」と「ル・プレヴェール」のシェフは、フランスでの修行時代に一緒だったそうです。 20年ぶりに「シェヌー」さんに行くきっかけとなったのも、東北クルマ旅の10日前に行った「ル・プレヴェール」で偶然にも懐かしいお店の名刺が置いてあったのを見つけたからです。 魚料理は金華山サバのポワレ |
■ デザート
デザートはたくさんの種類の中から、3つ選びます。 さらに、アイスクリームとコーヒーで大満足のコースが終了します。 |
スタッフさんに、お店に来たのは20年ぶりであること、数日前に「ル・プレヴェール」に行って、このお店の名刺が置いてあり、懐かしく行きたくなったことを話したら、シェフの赤間さんとお話しすることができました。
車だったのでワインは飲めませんでしたが、おいしい料理と明るく丁寧な接客で、楽しい旅行のスタートになりました。
シェヌー
塩釜市海岸通7-2
Tel:022-365-9312
三陸~平泉 - 東北クルマ旅 #1 [東北]
ずいぶん日がたってしまいましたが、JH東日本で、東京 ←→ 一関・石巻の往復で9,900円というETC割引を利用し、昨年の秋に三陸を旅行しました。
東京を出発し、石巻→気仙沼→陸前高田→釜石と三陸海岸を北上し、釜石から内陸に入り、遠野→盛岡→平泉とまわり東京に戻ってきました。
9月の三連休だったにもかかわらず、三陸に来る旅行者は少なかったように思います。
地元の人の話では、地震の影響で旅行者は減っているとか。
上の写真は、陸前高田の「黒崎仙峡」です。
■ 白山神社能楽堂
平泉の白山神社能楽堂です。ここでは、定期的に公演をしているようです。
私たちが行ったときは、詩吟をしてました。
舞台の中央に座わり、静寂の中で演者が声を発しているこの光景は、この舞台や周囲の風景とマッチしており、ものすごい迫力です。
■ 窟毘沙門堂
建物の半分は崖の中に入ってる、、というか、屋根の半分は崖の中の洞窟です。
■ 遠野の鹿踊
連休だったため、いろんなところでお祭りをしていました。
遠野では「遠野まつり」。写真は鹿踊です。
花巻では「花巻まつり」、泊まった盛岡でも「早池峰神楽」を見ることができました。
「早池峰神楽」は特に珍しく興味をひかれ、長い時間見てしまいました。
旅行先で思いがけずお祭りがあると、その土地の印象がより強く残りますね。