せとうち車旅 - 臼杵市街 [大分]
- 臼杵市 二王座 -
瀬戸内海の半分くらいを、車で1周旅行した記事を更新中。旅行9日目(9月11日)。 臼杵石仏に行った後は、大分県最後での訪問地、臼杵市街地に行きました。 ここは、今回の旅行で自宅から最も遠い土地になりました。
臼杵は石仏ばかりが有名だけど、市街地はきれいな城下町でした。城と武家屋敷のある町から受ける印象は、規模は違うけど松江市と似ていたように思います。
臼杵城は、キリシタン大名大友宗麟が1563年に築城し、その後稲葉家15代の居城になったそうです。
臼杵市街 (二王座周辺)
臼杵市街は臼杵城や稲葉家の武家屋敷などが史跡になってるけど、時間がなくてそこには行かず、中心付近だけを歩きました。
石段と土壁のある建物が並ぶ「二王座」。 臼杵を代表する景観の1つです。
臼杵では、重要文化財の三重塔を持つ龍原寺が有名みたいですが、二王座には東西にたくさんのお寺がありました。 (この記事のアップ時に「五重塔」と誤記載してました。失礼しました。)
- 龍原寺 -
- 大橋寺 -
■ 臼杵の商店街
臼杵の商店街は石畳が整備されていて、歴史ある感じのお店の建物と合わせ懐かしい雰囲気でした。
教会のような建物は「サーラ・デ・うすき」というらしく、この中に観光案内所がありました。 この建物には、他に研修所などもあったので、公民館のようなものだと思います。
ランチは箱寿司
臼杵市街を歩いてると、昼になったので、ランチのお店を探しました。
観光案内所で配ってるパンフレットをもとに、最初に通ったのが「うさぎ茶屋」。ガイドブックにも出ている有名店のようです。
そばの具にトラフグの皮を使ってる「ふぐのかわそば」が名物。残念なことに定休日でした。
パンフレットには出てなくて、たまたま前を通った「矢車寿し」
提灯に 「臼杵名物 箱寿司」と書いてある。 箱寿司は、アナゴとアジがあるみたい。
観光案内所に戻って「臼杵名物 箱寿司ってどんなの?」と聞いても、そこの職員さん、お寿司屋さんがあることは知ってても「箱寿司」のことは知らない。お寿司屋さんとは、目と鼻の先なのに。
臼杵にあるお寿司屋さんで、箱寿司を出してる店が他にもあるから「臼杵名物」なんじゃないかな。観光案内所の人も知らない名物とは、「自称名物」だななんて、その時は思ったけどね。
でも、京都の八つ橋や京つけものはいろんな会社が作ってるけど、伊勢名物 赤福は1つの会社が作ってる。 「名物」は必ずしも地域で広く販売されてるものでなくてもいいのかもしれない。
「矢車寿し」も「箱寿司」も、ガイドブックや地元の観光パンフレットに出てないけど、そんな謙虚さ? が気に入って、ここで昼食にしました。
名物 「あなごの箱寿司」
注文したの、アジのつもりだったんだけどね。大将が間違えたんだけどね。こっちのほうがオススメみたいだし、おいしかったからいいかな。
好物のイカ刺も注文しました。新しいイカは文句なくうまいです。
今回、ここまでの旅行で、広島、下関、大分とイカ刺を食べたけど、どこもスミイカを置いてないんですよね。
とれるはずなんだけどね。
スルメがまずいってことじゃなく、意外だっただけのことなんだけど。
ニギリも数貫。
アジは関アジじゃないけど地物。 関アジは地元でも、高価なんだとか。でもまあ、普通に考えて、観光客が関アジ、関サバを目当てに次々と訪れるような店じゃなきゃ、そんなタネは入れられないよね。
観光客をメインにしているお店は、僕らハナシのネタに行くことはあっても、食事目的では行かないから、どっちみち今回の旅行で関アジには縁がなかったってことか。
関アジ、関サバは東京でも食べられる。 臼杵にあって地物中心のこのお店、おいしく満足でした。
これで、大分旅行は終了。 フェリーに乗るため、佐賀関に向かいます。
続きます。