Mainz - マインツ (2010年夏休み#33) [Germany - ドイツ]
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最終日のドイツ・ライン川周辺の街の記事を書いています。
オーバーヴェーゼルとバッハラッハは、それぞれ1時間~2時間くらいで回るつもりだったけど、それぞれの街が思いがけず楽しかったことで、最後に寄ろうと思っていたマインツに着いたのは夕方になってました。(2010.7.3)
マインツまで着けば、空港まで電車で20分くらい。
20:45発の飛行機に余裕はあんまりなかったけど、少しだけ立ち寄ってみることにしました。
マインツの名所は駅から離れたところにあるようです。
バスかトラムを使う必要があるんだけど、この街で1時間くらいしかないって思うと、ちゃんと帰って来れるのか不安があったので、駅周辺でお店を探しました。
■ ワールドカップ - ドイツ vs アルゼンチン
マインツの街を行き交う車はドイツの国旗をつけてるし、飲食店はテレビがつけっぱなし。この日この時間、ドイツvsアルゼンチンのワールドカップ準々決勝が始まろうとしていました。
土曜日で仕事は休みかもしれないけど、5時前なのにお店はいっぱい。
(旅行中はニュースが入ってこないので)ドイツの試合があるって、知らなかったから、何事かと思いました。
店に入ってしばらくすると試合開始。
店内に入りきらない人は、道から立ち見しています。
先制の1点が入ったときは、どこかで爆発でもあったんじゃないかっていうくらいの大騒ぎ!!
客のバカ騒ぎとは無関係に、お店の人は粛々とオーダーをとり、ビールや料理を運んでました。
ドイツが得点して満面の笑みの人からも、お勘定はちゃんと取立てしています。
ゲーム終了は夕方6時過ぎ。その時は空港に向う電車に乗ってました。ドイツにもワンセグとかあるのかな。勝利の瞬間、電車の中でも完成が起こりました。
■ ソーセージ
マインツの駅ビルに入ってるソーセージ屋さん。
ウワサには聞いてたけど、やっぱりデカイ!!
そしてウマイ!!
マインツの後は空港に行って飛行機で成田まで。
たかが1週間の旅行だったのに、長々とブログ記事を書いてしまいました。充実した旅行でした。読んでいただいた方、おつきあいいだたいてありがとうございました。
次は今回の旅行で使った、電車やエアの情報を書く予定です。
Bacharach - バッハラッハ - ライン (2010年夏休み#32) [Germany - ドイツ]
- Bacharach Werner Kapelle -
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最終日のドイツ・ライン川周辺の街の記事を書いています。
オーバーヴェーゼルに行った後、電車で5分くらいのバッハラッハに行きました。
上の写真は、Werner Kapelle (教会の跡地)。天井はなく壁だけなのに、椅子が並べられてました。何かの行事があったみたいです。(2010.7.3)
前回(オーバーヴェーゼル)に続き、今回(バッハラッハ)の記事も、街の写真が多いですが、この2つの街は1週間の旅行で最も印象に残ったところなので、しっかりご案内します。
Bacharach - バッハラッハ
BacharachもOberweselと同様、環状防御壁が残ってました。ただ、Bacharachの防御壁は、上の通路の両側がアパートやホテル・レストランになってて、なんだかそれとは気がつかないようなところもありました。
街中は白壁に茶色い線の入った木骨家屋がたくさんあります。
これはライン川下りのKD船から、前の日に撮った写真です。
Bacharachの街を船から見た印象は、丘に挟まれたこじんまりした街でした。
丘の上にあるシュタールエック城は、歩いて行きました。
Steegertor
街のゲートが塔になっている建物が、何箇所かありました。
街の風景
窓に花の飾ってある家がたくさん。
Munzturm
街へのゲートになっている塔の一部です。
St. Nikolaus-Kirche
最初は駅のホームからも見えていた教会に行ってみました。
教会内ではパイプオルガンの演奏中でした。
Zollstr.
教会は線路のライン川側。そこから街の中心へ戻る道です。
Kurpfälz Münze
アルテス・ハウス(Altes Haus)の近くから
Rosen Str.
アルテス・ハウスから少し路地に入ったところにある建物。
建物の裏はブドウ畑
Rosen Str.
Altkölnischer Saal
城から降りたところにあった建物。ホテルとレストランのようです。右端に小さくAltes Hausが見えます。
街中のレストラン
シュタールエック城 - Burg Stahleck
バッハラッハの丘の上に見えるシュタールエック城に行きました。
この日は暑くて山を登る気なんかなかったから、丘の上にあるお城には行く気なかったんだけど、歩いているうちに城へ登る道に出てしまったので、つい登り始めました。
(前日にKD船から)
ライン川から丘の上にあるシュタールエック城を見たところです。
急な坂の上にあるので、街中からだと城の正面はよく見えません。けっこう高いところにあります。
街を歩いていると、城への登り口に出ました。ここは中庭のようになっていて、緑の周りを木組の建物が並んでいます。
正面の建物はホテルのようです。
このお城、宿泊できるはずなのに、こんな山道じゃあスーツケースを持ってたら辿りつかないんじゃないかな。
写真はないけど、この先でもっと急斜面の鎖場があり、さすがにこれは無理かなって思ったら、迂回路がありました。
お城に到着。
写真は、ライン川の上流側を撮ったもの。Bacharachの街です。
Postenturm
この写真はライン川下流になります。
お城を山側から撮ったもの。街から見ると裏側になるここには舗装路があって、車で来ている宿泊客もいました。まあ、山道しかないはずはないよね。
OberweselとBacharach、観光のための情報はあまりなくて、実際に旅行者はたくさんいなかったけど、私はかなり気に入ってしまいました。1つ1つの街に1日かけて、ゆっくり歩いて、その街のレストランで夕食食べて泊まりたいと思うくらい。
情報がなく行ってみたら期待以上だったってのもあるかもしれないけど、中世の雰囲気を伝える環状防御壁や街の建物が、観光地として無理やり残してる所のような違和感がなくて、自然で気持ちいいんですよね。
Oberwesel - オーバーヴェーゼル - ライン (2010年夏休み#31) [Germany - ドイツ]
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最後の訪問国ドイツでライン川下りの記事を書いています。
旅行の最終日は、ホテルを早い時間にチェックアウトし、空港で荷物を預け、再びライン川沿いの街に戻ってきました。前の日に乗船したライン川下りの船から見えた街の中で、オーバーヴェーゼルとバッハラッハに行くためです。(2010.7.3)
今回(オーバーヴェーゼル)と次回(バッハラッハ)の記事は、街の写真が多くなるけど、この1週間の旅行で最も印象に残った街なので、しっかりご案内します。
Oberwesel (オーバーヴェーゼル)
空港からOberweselまでは、マインツからマンハイム行の電車に乗って1時間ちょっと。途中、前の日に下車したビンゲンを通ります。
同じ路線だけど、この日は土曜日だったためか、電車は混雑してました。
■Oberweselに到着
Oberweselに着くと、駅の並びに砦があり、正面には大きな教会。
それで、ここからどこに行けばいいんだろう?
日本から持って行ったガイドブックに、Oberweselは地図に地名が書いてあるだけだし、前の日に買った現地のガイドブックも、この街について紹介してあるものの地図はありませんでした。
「いくら、最終日で飛行機に乗るまでの消化時間とはいえ、もう少し考えて行動すればよかったかな。」なんて思ったけど、これは杞憂でしかありませんでした。
Zehnerturm/Eselstor
駅の並びにあります。
駅前の道をトラクターが走ってきます。
この時はまだ、どっちに行っていいものやら、何の手がかりもなく途方に暮れてました。
キョロキョロしながら歩いてるうち、街の中心の通りと平行に、城壁があることに気が付きました。
これって、Oberweselが船から見えた時、この街に降りたいと思うきっかけにもなった景観を作ってる城壁のはず。
そしてそこに行くと、街の地図とポイントを書いた看板が設置されてました。これは随所にあるようで、これを頼りに歩けば街の地図を入手する必要はないみたい。
街中の建物
ライン川を背に
左) Katzenturm
右) Ochsenturm
St. Martins-Kirche
右に見えるのはライン川
Ochsenturm
駅から中心部に向かう途中のレストラン。庭のある1軒家ですごく印象が良かったのですが、通ったのは営業時間前なのが残念でした。
Topの写真も、このお店です。
ワイン居酒屋
ここも通ったのは、時間が早すぎたみたい。門は開いてたけど、お客はいなくて入りにくい。
街中の建物
St. Martins-Kirche
and
Oberwesel の街
お店の看板
泊まったわけじゃないけど、このきれいな街にある、きれいで小さなホテルに惹かれるものがありました。
次にラインに来るときは、フランクフルトの近代的なホテルじゃなく、こうゆうホテルに泊まりたいって思いました。
順不同で、Oberweselの街の写真です。
■ Liebfrauen-kirche
Liebfrauen-kirche
駅前にある教会で、ライン川下りの船からもよく見えます。
中には入れませんでしたが、教会の建物は歴史があってすばらしい!!
Oberweselでビールとアイス
城壁や教会を歩いて回って、ビールで休憩にしました。
お店で隣のテーブルのお兄さんたちが新聞を持ってて、1面には大きくマラドーナの写真が出ています。
そーだ、サッカー・ワールドカップの真っ最中だ。海外に旅行に行くと、日本語の新聞やニュースの情報がなくなってるんだけど、フランクフルトでも大騒ぎだったし、サッカーやってることくらいはわかります。
「やっぱり、ドイツの人はサッカー好きなんだな。」なんて思って「マラドーナ!! グレート!!」とか、調子合わせて地元の人とコミュニケーションとろうかとも思ったけど、ドイツ語で返答されると後が困るので、その時は反応しないでいました。
その後、マインツまで戻ってからわかったことだけど、この日は7月3日。サッカー・ワールドカップも大詰めで、夕方から準々決勝。ドイツvsアルゼンチンの試合のある日でした。
ホント、マラドーナのことを絶賛したり、余計な事を言わなくて良かったです。
暑かったこの日、水分をとったら、次は隣のお店でアイス。おいしかったです。
Oberweselの紹介ページへのリンク
・Oberwesel
・紹介ページ内の地図(PDF)
リューデスハイム -ライン (2010年夏休み#30) [Germany - ドイツ]
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最後の訪問国ドイツでライン川下りの記事を書いています。
ザンクト・ゴアルスハウゼンで昼食の後は、電車でリューデスハイムに向かいました。目的は「つぐみ横丁」でワインを飲むこと。ベタだけど、観光だからね。(2010.7.2)
■ リューデスハイムの駅
下の写真は、遮断機のない踏切で電車が通過してるわけではありません。
人が立ってる場所は駅のホームで、電車が入ってきているところです。
ホームの高さは線路と同じくらいで、横断できるようになってるけど遮断機はなし。日本の駅のホームのように白線もありません。後ろの人は、線路の上に立ってるし、通過電車とかあったらこわいですね。
電車が停車しても扉は自動的には開きません。ボタンを押すと開きます。こうゆうの、パリの地下鉄では普通だったけど、比較的長距離を走る電車でもあるんですね。
■ つぐみ横丁
駅を乗り降りする人は、そんなに多いと思わなかったけど、ここに来るとたくさんの人。つぐみ横丁は思ってたより狭い道で、通り沿いにワインの居酒屋が並んでます。
左)つぐみ横丁の入口
下はこの周辺です。
「つぐみ横丁には、気軽に飲めるワイン酒場がたくさんある」
って聞いてたから、ベネチアのバカーロのような立ち飲みスタンドがあるのかと思ってたけど、テーブルのあるちゃんとしたお店がほとんど。
カウンターでキャッシュデリバリー、1杯飲んだら次の店、とかハシゴする感じじゃないなあ。お客さんのほとんどは観光みたいだし、このあたりでワインはあきらめることにしました。
■ ブルムザー城とブルムザー館
駅からつぐみ横丁に向かうと、すぐのところに、ワイン博物館になっているブルムザー城、その先にブドウ畑があります。
ブドウ畑の奥に見えるのはブルムザー館、その奥の丘の上には、ニーダーヴァルト行きのゴンドラがあります。
花もあり、きれいなブドウ畑でした。
「ワイン博物館」は、時間がなかったので入館しませんでした。
屋外に置いてあった、ブドウを絞る装置
■ ビール休憩
ワインはあきらめたけど、暑くてのどが渇いてる。フランクフルトに戻る電車に乗る前に、ビールで休憩しました。
ドイツは涼しいと思ってたのに、日本の夏と同じくらい暑かった。
ザンクト・ゴアルスハウゼン (2010年夏休み#29) [Germany - ドイツ]
ねこ城とザンクト・ゴアルスハウゼン -Burg Katz
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最後の訪問国ドイツでライン川下りの記事を書いています。
ビンゲンから乗ったライン下りの船は、ローレライを過ぎるとザンクト・ゴアールに寄り、そのあとすぐ下船する予定のザンクト・ゴアルスハウゼンに到着しました。(2010.7.2)
ライン下りの船を下船 - ザンクト・ゴアルスハウゼン
■ねこ城 - ねずみ城
ザンクト・ゴアルスハウゼンの街の手前には「ねこ城」があり、街の先には「ねずみ城」が見えます。この街は「ねことねずみ」に挟まれているんですが、この2つのお城の事を知ったのは、たぶん10年位前にあったNHKの番組でした。
それは、ライン下りをする船の中から、次々と現れるお城を眺めるのと同時に、船から見えている各お城にも番組の中継チームがいて、その時のお城の様子などを紹介するという、NHKならではの贅沢な趣向の番組でした。
ねこ城 -Burg Katz |
ねずみ城 -Burg Maus |
その番組の中で、記憶に残ってるのが「ねこ城」と「ねずみ城」でした。他のお城は、名前が難しいのに対し、ここは「ねことねずみ」で憶えやすいのと、「ねずみを待ち伏せて捕まえる」にちなんで、ねこ城が造られたってエピソードが紹介され印象に残っていました。
そんなこともあって、ライン下りでは「ねこ城」と「ねずみ城」を見ることは楽しみにしてることの1つでした。
■ザンクト・ゴアルスハウゼンに到着
ライン下りはザンクト・ゴアルスハウゼンまでがメインルートのようで、リューデスハイムやビンゲンから船に乗っていた人のほとんどは、ここか1つ手前のザンクト・ゴアールで下船します。
ザンクト・ゴアールでは誤って下船しないように、ザンクト・ゴアルスハウゼンでは、下船するよう、日本からの団体旅行の放送が船内に流れました。
日本旅行とかHISとか、5社以上はあったかな。日本人が多いとは思ったけど、そんなにたくさんいたとは。
船着場にKD船が着岸します。
船着場の周辺にはお土産物屋とか露店とか、観光地らしき風景がありません。船が着いた時に下船したたくさんの人は、船着場近くの駐車場に待ってる団体旅行用のバスに乗ったり、団体旅行用のレストランに直行して、あっというまにいなくなってしまいました。
寂しいような、でも賑やかなのは嫌いなので、嬉しいような。お腹もすいたので、地元の人が集まるような、いいお店があればいいんだけど。
■ ザンクト・ゴアルスハウゼンの街
船を降り「i」の文字を目指しインフォメーションに行くと、日本語版のライン川下りの地図とガイドブックを売ってました。これ、現地のガイドを各国語に翻訳したものなので、日本語の文法は変ですが、日本で入手できないライン川沿いの街の地図や、簡単な案内が出ています。翌日はライン川沿いの街を訪ねたけど、この時にすごく助かりました。
船の下船やローレライで、観光人はたくさん来てるはずなのに、それらしい人が歩いていない静かで明るい雰囲気の街でした。
街の建物を撮ってみました。
■ザンクト・ゴアルスハウゼンの駅
ドイツ国鉄は、自動券売機で時刻表を印字できました。目的地に着いたら、まず駅の券売機で次の目的地までの時刻表をプリントし、持ち歩くことができるんですね。とても便利でした。
ドイツ国鉄では、不便なこともありました。有人の出札窓口がなくて自動券売機だけの駅もあり、機械の操作がわからないと切符を買うことができません。
この次の目的地は、リューデスハイム。時刻表をプリントしてたら、電車が入ってきました。
ザンクト・ゴアルスハウゼンでランチ - Loreley Weinstübchen
ザンクト・ゴアルスハウゼンでは、船から見ると意味不明だったローレライを少しでもわかろうと、崖の上まで行こうかと思ってたけど、そこは下船した場所から離れてるし、バスの路線や時刻もわからない。ねこ城は非公開みたいだし、ザンクト・ゴアルスハウゼンでは観光することはあきらめ、昼食にしました。
■ Loreley Weinstübchen - おいしくて親切なお店
KD船の船着場近くにある、感じの良さそうなお店に入りました。
帰国してからお店の名前で検索したら、ホームページもあり、見てみると宿泊もできるようです。
席はお店の外のテラス。
隣のテーブルの人たちが食べてるピザがおいしそう。でも、メニューが全く読めない。
お店の人には、6カ国語会話の本を取り出し、「あれと同じものを注文します」って部分を、言ってみるけど、発音が悪すぎて通じない。しかたないので、本の該当箇所を指差しして見せると、隣のテーブルをチラ見してわかってくれました。
ピザを食べてた隣の人たちも、私たちが何を言ってたのかわかったようで、「これ、おいしいよ!」って、笑顔で奨めてくれました。(たぶん)
料理は期待通りのおいしさです!!
・Delicious
・Freundlichkeit
ドイツ語がわかれば、お店の人や、隣のテーブルの人ともコミュニケーションできるんだよなあ。こんな時、帰国したら語学やろうかなって思います。
Loreley Weinstübchen
http://www.loreleyweinstuebchen.de/
ライン川下り (2010年夏休み#28) [Germany - ドイツ]
シェーンブルク城 - Schönburg Castle
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最後の訪問国、ドイツの記事を書いています。
ドイツの2日目、ホテルはフランクフルトだったので、市内の観光をしようと思ってたけど、ここはビジネスの街で、観光客が行くようなところはあんまりないみない。
じゃあ、どこか近くで行けるところを探し、ライン川下りをすることにしました。(2010.7.2)
ライン川下り - 船に乗るまで
ライン川をクルーズしている船は、マインツからケルンまで、下りは11時間時間かけ、途中の町によりながら航行します。上りはだいたい2倍くらいの時間がかかって、ケルンからマインツまで、通して運航している便はないみたい。
ほとんどの人はリューデスハイム(またはビンゲン)→ザンクト・ゴアルスハウゼン(またはザンクト・ゴアール)の約2時間半くらいの区間に乗るようです。
ライン川をクルーズするKDの船は、かなり混雑するって聞いていたので、リューデスハイムから乗船したかったのですが、KD船への乗り継ぎ時間が適当でフランクフルトからのアクセスや所要時間のよいビンゲンから乗ることにしました。ビンゲンはリューデスハイムの次の乗船場になります。
フランクフルト中央駅から、Ingelheim駅までICで移動。ここから、私鉄のTrance Regioに乗換えでした。
KD船の乗り場は、ビンゲン中央駅よりこのビンゲン Stadt駅が最寄のようです。
駅のホームからは、クレーンと一体になった建物と対岸のリューデスハイムが見えます。右上は小さく、何かの記念碑があります。- Niederwalddenkmal
ライン川でビンゲンの対岸になるリューデスハイム。
船を待つ乗り場で、ねずみの塔とエーレフェルス城が見えていました。
なんだか、気分が盛り上がってきます。
ライン川下り
船内に入ると、船の前のデッキは満席でしたが、客室や後ろのデッキはすいてました。後方デッキの船の縁にある椅子に座ることができました。
ここからビンゲンからローレライまで、見ることのできたお城の写真です。写真の横に書いた城の名称は、地図やガイドブックと撮影時間を照らし合わせて確認してるけど、何せ数が多いので間違いがあるかもしれません。
■ ねずみの塔、エーレフェルス城 - Mäuseturm und Ehrenfels
ねずみの塔
- Mäuseturm
ライン川の通行税を徴収していたところとか。
エーレフェルス城
- Burg Ehrenfels
KD船の乗り場から遠く見えていたお城です。
■ ラインシュタイン城
- Burg Rheinstein
このあたりから、左側にお城が続きます。
■ ライヒェンシュタイン城 - Burg Reichenstein
外壁の模様が緻密で、大きなお城でした。
川沿いはオートキャンプ場になっています。
■ ゾーネック城 - Burg Sooneck
ここも左側。
下りの船は左がいいです。
■Ruine Nollig
Lorchを過ぎたところにある、数少ない右側のお城の1つ。といっても、建物は現役で使われてはいないようで、ガイドブックによっては「廃墟」と翻訳されてます。(城跡が正しいのかな)
■フュルステンブルク城 - Ruine Fürstenberg
Ruine Nolligの対岸にある城跡。
■シュタールエック城 - Burg Stahleck
バッハラッハの丘の上にあるお城。
バッハラッハとオーバーヴィーゼルは、ライン川からの街の景色が気に入って、翌日行くことにしました。
■プファルツ城 - Burg Pfalzgrafenstein
プファルツ城
- Burg Pfalzgrafenstein
手前の白い建物です。右上の山中のお城はグーテンフェルス城です。
グーテンフェルス城
- Burg Gutenfels
■ シェーンブルク城 - Burg Schönburg
シェーンブルク城
- Burg Schönburg
オーバーヴィーゼルを見下ろすお城です。この記事の最初の写真にも使っています。
■ローレライ
船はザンクト・ゴアルスハウゼンで下船しましたが、この街の少し手前に「ローレライ」という有名な場所があります。「ローレライ」が何を指しているのか調べてみると、「妖精」だったり「岩」のことだったり、持っている複数のガイドブックで微妙に書いてあることが違っています。
でも、伝説も含めてまとめると、「妖精の岩」って意味じゃないかと思います。そして、その「妖精の岩」は、この岩壁の全体を指してるようです。
「マリア像」ならぬ「ローレライ像」が、崖の中心付近に祀ってあって、誰も近寄れない。。。
ってわけじゃなくて、単なる岩の崖だけ。これがローレライです。
正直なところ、どうして名所になっているのかよくわかりませんでした。
文化の違いかな。そう思った時、英国のエリザベス女王が京都の龍安寺を訪れ枯山水の庭園を見たとき「私にはわからない」と言ってたのを思い出しました。
- ガイドブックに記載のない駅や施設も多く、読みがわからないので英語またはドイツ語のまま記載している箇所があります。また、カタカナで書いてあっても、現地の発音通りかは定かではありません。
- お城の名前で誤りがあったら、お知らせいただけると嬉しいです。
フランクフルトの夕食 (2010年夏休み#27) [Germany - ドイツ]
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最後の訪問国、ドイツの記事を書いています。
1日目の夕食は、欧州中央銀行のビルにあるアジアンレストランだったので、2日目の夜は洋食にしようと、大聖堂に近い老舗のレストランに行きました。(2010.7.2)
レーマー広場周辺
■ IRONMAN EUROPEAN CHAMPIONSHIP
下の写真は1日目。賑やかというか、かなり騒々しいところがあったので行ってみると、何かのスポーツイベントをやってました。
会場に置いてあるパンフレットには、- IRONMAN EUROPEAN CHAMPIONSHIP -と書かれています。トライアスロンかな?
でも、パンフレットに書いてある日付は3日後。前夜祭か別のイベントだったかもしれません。
■ ドイツはワールドカップで大盛り上がり
フランクフルト中央駅から、このレーマー広場まで、ほとんどのお店のテラスにはテレビが設置されてました。この国の人、そんなにテレビ中毒なのかって、最初は不思議に思ったけど、これっていつものことじゃないみたい。
ドイツに入った7月の上旬。ワールドカップではドイツチームが勝ち進んでました。
フランクフルトの街は、ドイツの国旗であふれ、大型テレビのない飲食店は客が入っていません。
でも、このお客さんたち、テレビに熱中してて食事もお酒もあまり進んでないようでした。
国旗をつけた車もたくさん走ってます。最初は政府関係者が乗ってるのかと思ってたけど、どーも、そんな車に見えないし、あまりに多いからサッカーの応援だってわかりました。
この日はドイツチームのゲームはなかったのに、ワールドカップを見てる人がたくさんいるんですよね。サッカー大好きな国民なんですね。
ドイツらしいお店 ツム・シュトルヒ Zum Storch
「ドイツ料理」がイメージできず、メニューも読めない自分では探ないし、かといってイタリアンにも入る気にならなかったので、ガイドブックに載ってる老舗のお店に入ることにしました。
店内では20人~30人くらいの日本人グループが宴会中。会社に行くような服装だったから、研修か来春の卒業生の囲い込みか。いや、就職の厳しい今、学生の囲い込みでドイツ旅行まで用意する企業はないかな。
観光客としては、まずビール、次はリンゴ酒。
ソーセージの盛り合わせとスープ。
フランクフルトに来て、いろんな種類のソーセージをやっと食べました。
ガイドブックに掲載されているだけあって、日本人の多いお店でした。前の日の夜も、Coaに行く前にこのお店の前を通ると、いかにも接待って感じのスーツに人たちが入っていったし、この日も入口の扉を開ける前から、居酒屋のノリで宴会やってるのがわかったんだけどね。騒々しいお店は嫌なので、普段なら、そこでUターンなんだけど、なんと言ってもお店を探せないのと、ソーセージを食べたかったからね。席はテラスにしたから、店内でやってた宴会の騒々しさからは隔離されたけど、店中が禁煙のためか、喫煙のために、わざわざテラスに来る人がいるのには閉口しました。
でも、お酒も料理もおいしくて良かったと思います。
ツム・シュトルヒ Zum Storch
フランクフルト アム マイン
欧州中央銀行とアジアンレストラン (2010年夏休み#26) [Germany - ドイツ]
夏休みの、フランス-ベルギー-ドイツ旅行の続きで、最後の訪問国、ドイツの記事を書いています。
フランクフルトへ着いたのは夕方。食事のできる店を探して、フランクフルト中央駅からレーマー広場まで歩きました。でも、レーマー広場の周辺は、何かの工事か埃っぽく空気が悪いので食事をする気にはなりません。
駅に少し戻ったところにある欧州中央銀行のビルに入っているアジアンレストランに入りました。(2010.7.1)
■ 欧州中央銀行
欧州中央銀行はそのステータスにふさわしい、きれいな高層ビルに入っています。
ビルにはレストラン、カフェ、ユーログッズのお土産物屋さんが入っています。
そして、ビルの横は公園になってるんですが、ここの緑をなんとなく眺めてると、何とウサギがたくさんいました。
大都会の中にあるユーロ圏の中央銀行前の公園に、ウサギがいるなんて!!
ウサギはヨーロッパ通貨の中心あたりにいることは全く無関係に、ひたすら草をムシャムシャ食べてます。
■ Coa - アジアンレストラン
観光客が行くような場所に高層ビルがあまりないヨーロッパで、欧州中央銀行のビル1FにあるCoaは、久々に入る今風のきれいなお店でした。
せっかくのドイツですが、最初のビールはタイガービール。でも、この国で通用するだけあって、おいしいんですよね。
メニューはタイやベトナム、中華のあるレストランでした。和食と言っていいのかどうか、迷うところですが「Tempura shrimps」なんてのもありました。カレーは7.5ユーロから9.5ユーロくらい。ゴハン1膳1.5ユーロ。安いです。
このお店は料理もおいしかったんですが、接客も気持ちが良かったです。
欧州中央銀行のビルはレストラン街があるわけではなく、食事のできるお店はここだけのようです。
ヨーロッパで広く使われている通貨の本拠地のビルに入ってるレストランが、ドイツ料理店ではなく、洋食でもなく、アジアンレストラン1軒だけってのが、なんだか不思議に感じました。
後でわかったことですが、このあたりから駅まで、広い範囲がアジア街のようです。
フランクフルト駅から正面のカイザー通りでレーマー広場に向うと、駅のすぐ前から中華料理や韓国料理のお店が並んでいます。カイザー通りと平行している市電の通る道は、中東からインドも加わり、お店のお客もその地域の人が中心らしく、ヨーロッパとは思えない景色でした。
ケルンの大聖堂 (2010年夏休み#25) [Germany - ドイツ]
フランスから始まった夏休み、ベルギーの次は最後の訪問国、ドイツです。
ブリュッセルからフランクフルトまでの移動は、タリスとICEを使いケルンで乗継ぎでした。
ケルンでは、乗り継ぎに2時間くらいの余裕をとり、大聖堂を見ることにしました。(2010.7.1)
ケルンに到着
ケルンについて、私はこの街のことを何か1つでも知ってるわけでもないのに、約30年間、勝手にイメージしたものを持っていました。
ケルンはドイツでも有数の工業都市なんだそうです。でも、そのことを知ったのは、旅行に出る数日前にガイドブックを読んだ時。
それまで、自分にとってのケルンは、キースジャレットがソロピアノコンサートをしたところ。街はその曲のような美しいところだと思っていました。
■ ケルン中央駅
駅のコインロッカーにスーツケースを預けて外に出ます。
この駅のコインロッカーは、出し入れするところが何箇所かにあって、預けるとクルマの立体駐車場のように、どこかに運ばれるようです。出すときは、何箇所かの出し入れするところなら、どこでも大丈夫。どこかから運ばれ出てくるまで1分くらいかかりましたが、面白いのでケルン駅に行くことがあったら利用してみてください。
■ 大聖堂
私のような観光客にとって、ケルンで行くべきは工場でなく、ケルンコンサートがあったホールでもなく、あるかどうかわからないキースジャレットのピアノのイメージの森林でもありません。駅前にある大聖堂です。
高さ157mの大聖堂は、ケルン駅のすぐ目の前にあります。
東方三博士の遺物を納めた棺
堂内で宝物館の方向の案内板があり、何ヶ国語かで書いてあるけど、日本語はありませんでした。
中国語はあるんですよね。ヨーロッパに旅行する日本人は減ってきてるんでしょうかね。中国の存在が大きくなってることを、こんなところでも感じます。
この大聖堂、建物の大きさやステンドグラスが見事でしたが、何より目を見張るものがあったのは、宝物館でした。
ここには、目に入ってくるだけで息をのむような、絢爛豪華な法具や宝飾品が揃っています。日本語の解説がなく、展示してあるものの1つ1つが何なのかわからなかったけど、このレベルなら解説はいりません。すばらしく感動します。
宝物館は写真撮影禁止だったのが残念でした。
タリスでケルンまで
ブリュッセルからケルンまではタリスで移動しています。3日前の夕方に乗ったパリーブリュッセル間のタリスの食事のサービスは、お菓子1個と飲み物でしたが、この区間のこの時間は食事がサービスされました。
食事はデザートつき。
欧米人には軽食なんだろうけど、私たちには十分。
ヨーロッパの高速鉄道に乗って、昼からワインと食事。気持ちのいい時間でした。