せとうち車旅 - 宮島と厳島神社 [山陽]
- 大鳥居 -
瀬戸内海の半分くらいを、車で1周旅行した記事を更新中。
旅行5日目(9月7日)の宿泊地は下関。
もともとの予定では、広島のホテルをチェックアウトし、下関まで直行。下関と門司で観光しようと思ってました。でも、下関は仕事で何度か行ったことがあって、その時の印象から、ここで1日遊ぶのは難しいんじゃないかとも思ってた。
朝、ホテルを出て西広島バイパスを使って山陽道廿日市IC に向かってる時、途中で立ち寄った佐方サービスエリアで、扉に貼ってあった宮島のポスターを見てるうち衝動が起こり、宮島and岩国に立ち寄ることにしました。
宮島まであと少しのところの国道2号線。「宮島行きフェリー駐車場 左折」って看板がありました。左折するとフェリー乗り場や駐車場はなく、なぜか競艇場。間違えて入ってくる人は多いようで、警備員が「またか」って顔しながら、次の角って教えてくれました。車で行く人は、ご注意を。
一旦、2号線に戻り、次の角で左折。
駐車場に近いのは、宮島松大フェリー。広電の関連会社みたいです。
まだ早い時間だったので、フェリーはガラガラ。
とはいえ宮島に行く人は、大津で立ち寄った石山寺とか、京都の長岡天満宮よりも、観光客は圧倒的に多かったけど。
フェリーから見た。鳥居と厳島神社。
JRのフェリーと違って、宮島松大フェリーは鳥居に近づくことはないようです。
宮島に上陸。
鹿がウロウロ歩いてるけど、奈良公園より数が少ないみたい。東大寺の南大門の前とか、フンを踏まずに歩くのは困難だけど、ここはそんなことない。躾もできてるのか、煎餅を持ってる人が、鹿にどつかれたり囲まれ煎餅を強要されてる光景は見なかったな。
満潮まで時間があったので、鳥居の近くまで歩いて行けました。
厳島神社は、建物のほとんどが海の上に建ってます。
フェリーを下船したとき、白板に満潮時間が書いてあって、「釣りをする人用かな。自分には無関係」なんてその時は思ったけど、どうもそうではないみたい。宮島観光で潮時は大事な要素の1つでした。
写真の通り、潮が引いてると、海にある厳島神社は、水上ではなく砂浜の上の建物になってしまいます。この時は満潮と干潮の間くらいの時間で中潮。それで、このくらい砂地が露出してるんだから、大潮の満潮でないと、海に浮かぶ厳島神社を見ることはできないかもしれません。
厳島神社を見下ろすような、少し高い場所に、五重塔と豊国神社があります。
豊国神社は巨大な建物で、中も殺風景なくらい広々としてる。古い絵画から歴史を感じます。
水上の厳島神社を見ることはできなかったけど、建物と大鳥居の朱色が青空と青い海に映えきれいでした。
午後は岩国へ。
せとうち車旅 - 広島 きんこん館 [山陽]
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旅行4日目は広島にいます。
広島に泊まる時、食事の後に立ち寄るバーがあります。といっても、広島に泊まる用事があるのは10年に1回とか2回だから、お店の人も私を覚えていないけど。
私もお店の場所を「流川のどこか」くらいでしか覚えてなくて、そもそも流川もどこだったかわからず探してしまうことも多いです。
今回も迷ってしまい歩き回ったんですが、ドレスを着た香水のキツイおねえさんと何人かすれ違うことで、目指す流川が逆だって気が付きました。
「きんこん館」は、飲食店ばかり入るビルの3Fだか4Fにある、カウンターだけのJAZZ BARです。
ここに最初に来たのは、小学校の同級生と25年くらい前。
マスターは違う人でした。
今のマスターは、ずっと広島市内に住んでた、私と同世代の人。
前回の記事に書いた、バスセンターのカレー風味の今川焼のことを話したら知ってました。
今はすっかり聞かなくなったけど、数年前に広島市内の百貨店のイベントで、リバイバルで販売があったとか。
きんこん館を出て、ホテルまでふらふらと歩きました。
WELCOME TO NAGAREKAWA
この看板は、なぜか通りの出る人の方向に書かれてます。
「ありがとう!」じゃないのかな。
振り返って、飲食店街方面。
ホテルへ帰る途中にあった派手なネオン。
広島市の隣の町には、キリンの工場があったはず。
CARPのデコレーションのしてある路面電車。広島だなって思う。
広島の完璧な1日が終了。
翌日は下関へ移動です。
せとうち車旅 - 広島の居酒屋 「喜よし」 [山陽]
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家を出発して4日目は、旅行というより、家の用事の日でした。
建設会社との打ち合わせが終了し、叔父の入ってる老人ホームへのお見舞いをして、母親の予定していた要件は夕方には終わってしまった。
そして、母親は帰ると言い出した。この日は、広島市内のホテルを予約してたんだけどね。
何年か前のこと、母親と法事で出かけ、シングル2部屋でホテルに泊まったことがあり、私はチェックインの後、飲みに行って大変遅くなったんだけど、ホテルにいた母親は大変だったらしい。
なんでも、寝ようとしたけど、ライトの消し方がわからなかったとかで、フロントに電話して方法を聞いても、なかなか埒が明かない。フロントの人は部屋に行って操作してくれるようなことを言ったらしいけど、サービスに遠慮してしまう昔の人だから固辞して、「最終的には壁からキーを抜く」って方法で対処したとか。
ライトは消えたけどエアコンも止まるので、暑くて寝られなかったそうです。
日帰りはせわしなくて疲れるけど、到着が遅くなっても家で寝た方が楽だし、ホテルは嫌だったんだと思う。仕方ないか。
母親が帰り、思いがけず、広島で1人になってしまった。とりあえずホテルにチェックイン。近くの広島城を見に行く。
刀剣や鎧を見ても、私はよくわからないので、天守閣には入らずここで引き返し。
昔の記憶が正しければ、天守閣は鉄筋コンクリート造だったような。
広島城に行ったあと、市中心部へ戻りました。これは、広島バスセンター (の看板)
私が住んでたころ、バスセンターにビルはなく、広場と切符を売る建物だけでした、沖縄の那覇や名護のバスターミナルのような感じ。
バスセンターに思い出はないんだけど、そこにあった屋台のような小さなお店のことだけ覚えています。バナナのような形をした今川焼を売ってて、餡にカレーを使ってるのが好きでした。
あるかなってバスセンターのビル内を探したけど、テナントは資本のありそうなお店が多く、屋台のようなお店が入れる余地がないことは明らかでした。
夕食はどうしようかな。
親子なら無難に酔心のようなお店を考えてたけど、1人だと行く気しないな。前からわかってれば、小学校の同級生で誘える人もいたんだけど、当日じゃねえ。
会社の先輩で広島赴任中の人もいるんだけど、アロハを着た暇人が、飲むのを目的に突然現れたら、後々語り草になりそうだ。
ここでまたブログからの情報をもとに行動します。へろーめさんとこで絶賛されてる「喜よし」。記事を読んでからマークしてたお店でした。
だけど、ブログの記事「ないしょの場所」となってて、店名以外ははっきりしない。ネット検索だと、同じ名前のお店が、市内に2つあるんだよね。
何となく「こっちかな」って思う方に行ってみました。
お店に入るまで、入ってからもしばらくは、この店かな? って気になったけど、途中からそんなことは関係なくなりました。
情報のお店が、ここでなくても、このお店はすばらしい。
カツオ、鯖、イカ、カンパチ、真鯛、どれもすばらしい。
鯖の酢締めも、自分にとってはツボで。。。
コトバがありません。
へろーめさんのブログ「喜よし」は何度か登場していて、直近は次の記事です。
いつも元気に ごちそうさま(* ̄- ̄)人 - ナイショのお店でオヤヂ会@喜よし(広島)
(へろーめさん、ブログの更新が急に止まったけど、どうしたんだろう)
喜よしに行けただけで、完璧な旅行4日目になりました。
この後は、流川のバーに行きました。
せとうち車旅 - 海田町とEF67 [山陽]
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旅行4日目、東広島市(西條)で泊まった翌日は、午後から海田町と広島市で家の用事がありました。
私が小学生のころ住んでいた家が海田町にあり、東京に引っ越ししてからは貸家にしてたんだけど、老朽化し危険なので壊して更地にすることになりました。今回は取り壊しについて、建設会社との打ち合わせ。
一応ですが「海田町」と「海田市」、文中で使い分けてるので注釈しておきます。 <海田町> 地方公共団体の名称です。 <海田市> 海田町にある駅名で「かいたいち」と読みます。 |
この日、懸念していたのは、打ち合わせに参加するために、東京からやってくる母親のこと。
海田市駅で午後に待ちあわせしてたんだけど、東京からちゃんと来ることができるんだろうか。日本橋の百貨店に行く時ですら、その都度、電車や駅について細かくメモを渡さなきゃいけないのに。
- 切符は2枚ある。「乗車券」と「特急券」。なぜか?は考えなくていい。 メモの通り使ってくれ。
- 乗車券は都区内から有効だけど、亀有からは地下鉄区間が入って使えないので西日暮里から使う。 (でも、亀有からSUICA使うっていうし、西日暮里でのJRとの乗り換えも不安。 自動改札はSUICAと切符の併用が、年寄りには難しいはず。)
- 東京駅では新幹線に乗るところで改札があるので、「特急券」と「乗車券」の2枚を自動改札機に入れる。
- 広島駅では在来線乗換の改札口で、自動改札に切符を2枚とも入れる。1枚出てくるから、それで海田市まで乗る。呉線と山陽本線、どっちでも大丈夫。
それで、朝からのハナシ。
セノハチに寄るため、宿を東広島にしたことは、前々回に書きましたが、これはまあ適当な選択だったようで、ホテルのある東広島から海田へ、国道2号線で向かうと、セノハチは途中にあります。
でも、貨物列車の通過時間を確認しておくわけでもなく、車を止まられそうば場所を確認しておくわけでもなく、行き当たりばったりでもどうにかなると思ったのは甘かったみたい。信号が少なくトラックがスピードを出し勢いよく通ってる2号線で、手ごろな路肩や側道があっても急には止まれず、気がつけば安芸中野近くになってる。
何とかいい場所(撮影というより、車を駐めるのに)を見つけて、線路の見えるところで待つことしばし。だけど、貨物も客車も通らない。ここでも、にわかファン故の準備不足を露呈してしまう。路駐なので気持ちはせかされるし、ソッコーで退散することに。トホホ。
でもね、鉄道雑誌を買って情報を得ようとしたところで、書いてあることの1つ1つの単語がわからず、
きっと結果は同じだったような気がするんだよね。
海田市駅の近くまできたところの踏切で、警報が鳴り始めました。列車の通過を待ってると貨車が通り始め、フロントガラス越しにやっと撮れました。これは「EF67101」。
ここ、見ればわかるけど、少しの距離に、2つの踏切になってます。
手前が呉線、奥が山陽本線。貨物は山陽本線を通ってるのに、なぜか呉線の踏切で止まってるアホな自分の証拠写真にもなりました。
海田市駅には、待ちあわせの1時間くらい前に到着。駅前ロータリーはきれにに整備されたのに、周囲に、駐車場のあるファミレス・喫茶店や100円パーキングがなく、乗降場に置いた車から長い時間離れられないのがつらかった。
海田では涙を流すほど懐かしい気持ちで溢れるんじゃないかって期待してたけど、駅も街も住んでた家も40年ぶり。あまりに覚えてなくて、初めて見るような感じ。冷静でした。
海田市駅では、待ちあわせまで、時間があったので、電車の写真を撮ってました。
山陽本線 上り
山陽本線 上り
再びEF67 かな?
呉線 下り
母親は予定通りにやってきた。
奇跡でも起こったのかと思ったけど、その日の予定は、おおむね順調に終わったのが良かったです。
他の人のブログの情報をもとに、読んだ時は遠いところの話だなあ、なんて思ってたことでも、現実にその場面に出会ってしまうと、喜びもひとしお。
今回は、非鉄の自分ですら、何だか嬉しくなったからね。
今回の旅行では、他にもブログ記事の情報をもとに行動したことがいくつかあって、それぞれのところで印象深くしてくれました。
この日は、あおたけさんのこの記事でした。ありがとうございました。
あおたけ 撮影記 /夏休み2012 その1・・・セノハチのEF67 撮影記
せとうち車旅 - 東広島(2) 西條 [山陽]
<右:賀茂鶴 - 左:西条鶴>
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旅行3日目。お好み焼きの昼食の後は、この日の宿泊地の西条へ移動。
ホテルにチェックインしてから、駅前の観光案内所に立ち寄り、酒蔵通りへ行きました。
ここは、思ってたよりたくさんの酒蔵があり、歩くだけでも楽しくなります。
■ 蔵の街
酒蔵ある街の雰囲気は良いのですが、実はこの時期は酒造りのシーズンオフ。
これだけ酒蔵が集中しているところを歩いてるのに、お酒を造ってる感じの人は見かけないし、麹の匂いもしません。
冬になると、酒造りの人が集まり、あちこちで酒米を蒸す湯気が上がり、街は活気に満ちてるそうです。次は冬に来たいですね。
賀茂鶴
西條駅周辺では、賀茂鶴の蔵が、一番多かったように思います。
賀茂鶴
駅から酒蔵通りに向けて歩くと、最初にあります。
白牡丹
西條鶴
賀茂鶴
この建物は、試飲や製造過程のビデオ上映のあるゲストハウス近くにあります。
亀齢(きれい)
「キレイ」と書かれた高い煙突があり、最初は何だろう?
四角い断面の煙突は、面によって漢字だったり、カタカナで蔵の名前が書いてあります。
亀齢(きれい)
この建物は、上の写真と同じ亀齢酒造の酒蔵の1つだけど、場所は少し離れた場所にありました。
いくつかの会社は複数の酒蔵があり、このエリアの中で入り組んで建ってます。
他に、福美人、山陽鶴、賀茂鶴、賀茂泉の蔵が、この一帯にあります。
■ 試飲できる酒蔵
試飲できたのは、賀茂鶴と賀茂泉。
他にもあるみたいだったけど、到着が遅かったので閉ってたようです。
工場の見学ができるところはありませんでした。(この時期は造ってないけどね)
賀茂鶴は備え付けのカップに自分で注いで試飲します。種類も多いし、なみなみ注いで何敗飲んでもいいみたい。
賀茂泉は担当の人が、銘柄を選んでカップに入れてくれます。
■ 酒蔵の水場
酒蔵が西條の水を無償提供している水場が何箇所かあります。
左上から ・福神井戸 - 賀茂鶴 ・四日市冥加の水 - 白牡丹 ・江戸天保井水 - 西條鶴 水を汲んでる人、商売で使うのか、2Lペットボトルを10本単位で持ち込んでる人も多かったです。 |
この日、体調が前の日よりも悪くなり、お酒も飲まず夕食は簡単にすませました。街を歩いてみて、入りたくなるようなお店がなかったのも一因だけどね。
せとうち車旅 - 東広島(1) [山陽]
瀬戸内海の半分くらいを、車で1周旅行した記事を更新中。
旅行3日目は、東広島まで移動。東広島が瀬戸内かどうかは微妙だけど、この旅行のスタート地点にやっと着いた感じです。
この日、西条に泊まったのは、ここで誰かと会う予定があったわけではなく、翌日の午後、海田町と広島市内で私用があったから。
この日はそれに間に合うよう、広島市内か近くまで行っておく必要がありました。
京都から移動していて広島市内に宿をとると、海田に行くのに少しだけど戻ることになるし、最近、ソネブロで読んだ、あおたけさんのページにあった「セノハチ」にも寄ってみようと、手前の東広島に宿をとりました。
広島空港、白市
■ 広島空港の構造物
前に出張で広島に行ってたころ、空港連絡バスの車窓から見えていた不思議な構造物が何なのか確認したくて、立ち寄ってみました。連絡バスだと、降りられないからね。
空港の滑走路がこの奥にあり、最初は造りかけの道路かと思ったけど、誘導灯みたいです。
仕事で行ってた頃、空港周辺は霧になることが多いし、着陸前に山の近くを通るのが怖いと思ってたけど、やっぱりこの空港は山の中。
■ 白市の街並み
東広島市観光協会のページで紹介されている、白市の街並みを見ることにしました。
何か情報はないかと、まずは白市駅に向かいます。
広島空港最寄りの白市駅。
空港を利用するたいていの人は、連絡バスを使うんでしょうね。静かで小さな駅でした。
駅に観光情報などのパンフレットはなく、ナビのセットもできない、おおざっぱな地図の看板だけ。
駅前の看板と道路地図を見比べナビをセットし、勘も働かせ何とか到着。
途中、案内板もなかったと思います。観光客を誘致したいなら、もう少し整備しないと。
木原家 - 重要文化財
建物内に入ることができ、建物についての説明が聞けました。
伊原惣十郎家
近くの商店主の人から、この町のことを教えてもらいました。かつては馬の市場で賑わってたそうです。
昼は広島お好み焼き
白市の街並みを見ると昼を過ぎてたので、楽しみにしていたお好み焼き屋さんに入ります。作るところを撮らせてもらいました。
キャベツ山盛り |
カツオ節、天カス、豚肉 |
ひっくり返して、下にタマゴを入れます |
もう一度ひっくり返して、出来上がり。 |
次は東広島中心部(西条)へ