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松戸 - 金町 ウォーキング (葛飾区金町) [亀有のもろもろ]

 
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-半田稲荷神社 -

松戸から金町まで、旧水戸街道を歩いた記録の後半です。

江戸川を葛飾橋で渡ると、東京都に入り葛飾区東金町になります。
このあたり、車で通ることはあっても、歩いたのは初めて。 知らなかったけど、歴史のあるお寺と神社が散在してました。



■ 半田稲荷神社

葛飾区に入り、金町駅に向かって10分くらい歩くとあるのが「半田稲荷神社」。
正確な創建時期ははっきりしていないらしいけど、千年を越す由緒ある神社と言われています。 江戸時代にははしかと安産の神様として知られ、歌舞伎や狂言にもこの神社の名前が出てきてるそうです。

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130126_140137_CX2_74.jpg狐一対 (の片側)

3体の一番奥に見える、顔が暗く写ってるのが、狐の石像で葛飾区最古だそうです。

手前の石像、顔が犬に見えますね。

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130126_135549_CX2_58.jpg神泉遺構

水垢離場(水を浴びて体を清める場所)だったそうです。




■ 光増寺

半田稲荷神社から葛西神社に向かってると、途中にお寺があったので寄ってみました。 「光増寺」の開創は貞應元年(1222年)だそうです。

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130126_141608_D5J_62.jpg舟形地蔵道標 (手前)

道標の役割をしていたお地蔵さん。以前は旧街道沿いにあったそうです。
左右に「そうか迄二里半」「これよりミきいわつきおんぢミち」 (これより右、岩槻慈恩寺道)と彫られているそうです。(現物では読めませんでした。)

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六地蔵。

これも、道標にならってか、舟型になってる。



■ 葛西神社

平安時代末期、元暦2年(1185年)の創建。 かつては上葛西、下葛西の三十三郷の総鎮守として、大きな神社だったそうです。

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130126_142643_D5J_68.jpg鍾馗石像

「鍾馗」は疫鬼を退け、間を除く神で、この像は右手に剣、左手に子鬼を掴むんでいます。 元禄8年(1695年)地元の念佛講の人達が、悪魔降伏を祈って建造したそうです。

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イチョウの木

区指定の天然記念物です。

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石造鳥居



130126_143620_CX2_98.jpg龍神使姫

葛西神社から金町駅に向かってる時にあった石碑。
「龍神使姫」って彫ってあるけど、それが何かは不明。 不思議な名前だな。



今回の記事にした、金町周辺の神社やお寺について知ったのはごく最近。 区の教育委員会の発行している資料を図書館で見てからでした。 史跡や彫刻というと国宝や重文ばかり興味が惹かれがちだけど、普段は気に留めてなかった地元のことに目を向けると、見過ごしていた神社や石碑の縁起などが意外に面白く、いろいろわかってくると楽しいウォーキングとなりました。
旧水戸街道、他の区間も歩く予定ですが、花粉とPM2.5が収まってからになりそうです。

A:葛飾橋
B:半田稲荷神社
C:光増寺
D:葛西神社
E:金町駅

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