せとうち車旅 - しまなみ海道(大三島) [愛媛]
瀬戸内海の半分くらいを、車で1周旅行した記事を更新中。
旅行12日目は、今治から福山まで、しまなみ海道の途中の島に立ち寄りながら移動しています。
今回の記事は、2つ目の立ち寄り先 「大三島 (おおみしま)」です。
この島では、大山祇神社と伯方の塩工場を見に行きました。
■ 大山祇神社 (おおやまづみじんじゃ)
大山祇神社は伊予一の宮。
この神社はすごかったです。 何がって、宝物館の収蔵物。
館内は撮影禁止なので、写真で紹介はできないけど、斉明天皇や源頼朝の奉納品まである。 鎧や太刀も多く、京都・奈良の史跡で見る国宝・重文とは趣が違ってる。 年代も古かったように思います。
- 乎知命の御手植の楠(樹齢2600年) -
宮浦港
フェリー桟橋を見ると寄りたくなります。 ここからは、竹原(広島県)や松山への航路があるようです。
伯方の塩工場
製塩工場は伯方島と大三島、さらに別の場所にもあって、工場見学ができるのは、大三島工場。
近代的な工場で、塩の製造過程を見ることができます。
伯方の塩って、「伯方島で汲みあげた海水を、天日か煮詰めるかして作ってる」 と思ってたけど、どうも違うようです。
まず、産地。伯方島だけで作ってるわけではありません。見学できる工場も、伯方島じゃなく大三島です。 まあ、「伯方の塩」は商品名であり、工場がどこにあるか公開してるんだから、産地を偽ってるわけじゃない。 西條の酒蔵も、大きなところは離れたところに工場があったし、業容拡大するとこんなことはよくあることだと思う。 新幹線の車内販売が始まる前に「東京名物 草加煎餅」と流れるアナウンスよりは違和感がないしね。
でも、2つめ。こっちは驚いた。
塩の成分は、全てが瀬戸内の海水じゃない。 むしろ少ないかもしれない。
メキシコ、オーストラリアの工業用岩塩を、瀬戸内の海水で溶かして、再結晶化してるそうです。
( ↑ 工場見学時の案内板をメモしたもの。公式ホームページのQAでは、「メキシコ・オーストラリアの天日塩田塩を使用」 との記載になっています。)
輸入塩を使用したのは、かつての専売法により、日本の海水から直接製塩することに規制があったことが発端でやむなく使い始め、専売法が廃止になった現在は品質管理と経済的理由により使用を継続してるらしいです。
しまなみ海道のうち、大三島で愛媛県の島は終わり。 次の因島から広島県になります。
続きます。
大山祇神社には女性用の鎧があるとか何かで見た気がします。
陳列されてました?
by Sazaby (2012-11-08 19:40)
Sazaby さま
鶴姫着用の鎧ですよね。日本唯一の女性用の鎧ってことは、パンフレットを後から読んで知ったから、行った時は注意して見なかったんですよね。鎧と刀剣はたくさんあったけど、記憶にないです。
by hawaiian (2012-11-09 14:10)
そうだったのか伯方の塩。 海はつながっているからまあいいかとも思うが、きっと内陸の塩なんでしょうねえ。 子の権現の参道で売っている椎茸、地元産だと思いますよね、でも中国産なんです。
by k_yoichi (2012-11-09 18:43)
k_yoichi さま
塩の件でここに書いたこと、質問が多いのか、会社のホームページのQAに、
しっかり書いてありました。
会社は隠してないし、誤魔化してない。 かえって安心できる気がします。
子の権現のシイタケは、、、袋に原産地書いてあるのかな?
来週、見てきます。
by hawaiian (2012-11-10 17:37)