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瀬戸内国際芸術祭 (秋のお遍路 #8) [四国88箇所]

 
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<小豆島の家 - 瀬戸内国際芸術祭>

9月下旬の3連休の、四国八十八箇所巡礼の続きです。といっても、札所とは無関係の「瀬戸内国際芸術祭」について書いています。

この秋の香川県内の旅行は、3月から始めた四国88箇所巡礼の結願になることもあって、3日間の日程でゆっくり回るつもりでした。
しかし、予定より早く2日目の午前中に結願したため、3日目は夕方の飛行機の時間まで、まる1日あいてしまいました。

2日目の夜、瀬戸大橋観光と金刀比羅宮参拝から高松市内の宿に帰って、翌日はどこに行こうか考えてました。といっても、思いつくのは「直島」「小豆島」「淡路島」。香川県内では、他にも行ってみるといいところがあるに違いなんだけど、何せ無計画なので、有名な地名しか思いつきません。直島と淡路島はフェリーで行く必要があるようだけど、乗り場もどこかわからない。
前の日のうちに、フェリー乗り場と出航時刻を確認することにしました。



フェリー乗り場はホテルからすぐ着きました。出札場に行ってわかったけど、小豆島に行くフェリー会社は3社あり、それぞれ小豆島内の到着する港が違うようです。

9月の3連休で、きっと観光客は多いはず。船に乗れなくて、帰りの飛行機に遅れるわけにはいきません。窓口で、予約の状況を聞いてみました。

「明日、小豆島を往復したいんですが、予約は必要でしょうか」
「いりません」と即答でした。

直島は混雑していても、小豆島は3連休だろうと、車を乗せられなくなるほど混雑してないそうです。島内のどこの港に着いてもいいんだったら、乗り場に来て次に出る船に乗ればいいってアドバイスももらいました。3社合わせれば、船の便は多いし、予約も不要。お気楽さが気に入って、翌日は小豆島に行くことにしました。



kagawa_201009_n224.jpg朝の高松港

夕焼けのようにも見えるけど、この日の天気は曇り時々雨でした。



kagawa_201009_r197.jpg小豆島に来たのは前の夜の思いつき。
観光施設に何があるのか、よくわからないまま、池田港に着きました。この時はこの島で「瀬戸内国際芸術祭」ってイベントが開催されてることも知らなかったんですよね。
地図を見てるうち発見した「中山農村歌舞伎舞台」に行ってみることにしました。



ナビの示す距離が近くなってきて、道の下のほうに変わった建物があることに気が付きました。
これが「中山農村歌舞伎舞台」かな?とも思いましたが、舞台はないし、なんだかできたばかりの建物みたいだし、違うようです。

kagawa_201009_r200.jpg<小豆島の家>

小豆島の民家ではありません。瀬戸内国際芸術祭への出品作品名です。

モスクのような異様なカタチだけど、山や棚田の周囲と違和感なく存在しています。

建物の近くに「瀬戸内国際芸術祭」の案内所があり、やっとイベントを知りました。
ガイドブックを購入し、この周囲にも作品があることがわかると「24の瞳」も「オリーブ」も後回しにして、歩いて回ってみることにしました。



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<森> 写真1

あぜ道にある木に、小鳥の巣箱のようなものが取り付けられ、たくさんの人が覗いています。

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<森> 写真2

近寄ってみても、やっぱり鳥の巣箱にしか見えません。
でも、ちゃんと覗けるように、ハシゴがついてます。

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<森> 写真3

「狭いところに何かが置いてあるんだろう」ぐらいに思って、巣箱を覗いたら「あっ」って声が出てしまいました。
箱の先が開いていて、その先の景色が見えます。しかも、箱の下半分は鏡になっていて、思いがけず景色が広がってる印象です。



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<海を繋ぐもの>

流木と網で作った作品です。



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<声なき人々の声>

バリ島の竹笛「スナリ」を模した作品です。棚田の中にあります。



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スタッフの自転車

荷台に丸い桶と赤い傘の着いた自転車です。



出品作品の1つ1は、小豆島の自然の中を歩いてる時、偶然に現れたかのように、周囲と調和しています。こんな見せ方もあるんだなあって、感心しました。



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コメント 6

よしころん

直島、小豆島、もう長いこと行っていません。
直島は高校生の頃、彼氏とフェリーに自転車乗せて行った覚えがあります。
今は本当に有名になりましたね。
小豆島も大変懐かしく拝見させていただきました。
by よしころん (2010-12-23 07:38) 

hawaiian

よしころん さま
フェリーに自転車乗せて瀬戸内の島とは!!
いい思い出ですね!!

瀬戸内国際芸術祭の期間中、直島はすごく混雑してて、見るまでに1時間以上待つ作品もあったとか。小豆島は、そんな待つようなことはなかったけど、その分、自然を感じることができて良かったです。
by hawaiian (2010-12-23 07:59) 

優花風音

「小豆島の家」見事に風景に溶け込んでいますね♪
でも、しっかりと主張している・・・
うーん、見てみたいです(^^)/
by 優花風音 (2010-12-23 15:05) 

hawaiian

優花風音 さま
カタチは変わってるけど、小豆島の棚田の中で、違和感なく存在してました。また、何年か後にあるのかな。次回があったら、私も時間をかけて回ってみようと思っています。
by hawaiian (2010-12-23 20:07) 

あおたけ

夏に四国へ行った際にマリンライナーの車内でみた瀬戸内国際芸術祭の
中吊りが気になっていたのですが、なかなか大規模で面白そうですね!
鉄道の無い小豆島へはなかなか行く機会が無いのですが、
オイシそうな名物も多そうなので、一度行ってみたくなりました。
by あおたけ (2010-12-24 10:04) 

hawaiian

あおたけ さま
私が高松に行った時から「瀬戸内国際芸術祭」って文字は目に触れてたはずだけど、こんな大規模に開催してるとは思わず興味を持たなかったから、記憶に残ってませんでした。このイベントに出会えたのは、うれしい誤算。
このイベント、次回があるなら、ぜひ行ってみてください。

by hawaiian (2010-12-26 05:52) 

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