四国八十八箇所 #06 (修行:高知2) [四国88箇所]
<金剛福寺 (38番札所)>
3月の上旬、四国八十八箇所を車で巡った「クルマお遍路さん」の続きです。
4日目は高知市の32番札所-禅師峰寺から始まり、愛媛県の最初の札所、40番-観自在寺までの巡礼でした。夜は宇和島の居酒屋「桃太郎」さんです。
修行は続く/高知の札所
この日のスタートだった、高知市内の32番札所から36番-青龍寺までは、それぞれ10km前後の距離だけど、青龍寺から、次の37番-岩本寺まで58km。その次が足摺岬にある38番-金剛福寺で、岩本寺から95km。そこから次の延光寺まで73km。
クルマでも、ちょっと大変な距離で、観光もろくにできず、楽しみにしていた須崎市の「鍋焼きラーメン」も食べず、ひたすら運転と参拝を繰り返す1日でした。
歩いてる人だと、この区間だけで何日もかかってしまいます。
■ 禅師峰寺 (32番札所)からの土佐湾
前の日の雨が上がり、朝はいい天気でした。この日、最初に参拝した禅師峰寺は、土佐湾を見渡すことができる、山の上にあります。
やっと晴れ、嬉しく思ったけど、この日はずっとこいい天気が続いたわけじゃありませんでした。
■ 清瀧寺 (35番札所)
細くて車のすれ違うこともできない、くねくね道の先に清瀧寺があります。
ここと、次の36番-青龍寺までは青い空と強い日差しで、高知は南国なんだって感じましたが、37番札所に向うあたりから様子が変わってきます。
四万十市を走ってると、車の外を何か灰のようなものが舞ってるのに気がつきました。どこか近くで焚き火してて、灰が舞ってるのかと思いましたが、しばらくしてそれが季節はずれ、場所違いの雪だと気がつきました。
なんて事だろう!!
プロ野球のキャンプもしてる3月の高知!!雪が降るなんて全く考えていませんでした。その後、吹雪のようになり、視界も悪く、国道を走る車はノロノロ運転に。
■ 金剛福寺 (38番札所)
私は車だったから、雪の影響って、視界が悪くてノロノロくらいだけど、歩きお遍路さんは大変だったと思います。そして、足摺岬に近くなると、吹雪も雪もなくなり、いい天気。
金剛福寺は足摺岬と道路をはさんだところにあります。
■ 宇和島まで(愛南町)
高知を出発して、何とかぎりぎり40番札所-観自在寺の参拝を終え、その日の宿のある宇和島に向ってる時の、海の景色です。
島影と雲の間から差し込む夕日が幻想的でした。
この日の高知-愛媛(宇和島)は、吹雪のように雪が降ったとはいえ、積もることもなかったんですが、瀬戸内海に面した四国の北側では積雪になっていたようで、自動車道が広範囲に通行止めになってしまい、翌日の予定が大きく変わってしまいました。
旅先では、こんなお店を探してる - 宇和島の居酒屋 「桃太郎」
夜の食事のお店は決めてなかったので、ホテルのフロントに置いてある、食事のできるお店を紹介した地図をもとに、宇和島のアーケード街と近くのお店を一通り見てまわりました。雨が降ってたせいか、お店の外から店内を覗くと、ほとんどのお店はお客さんがあんまり入っていません。
旅行で来て、お客さんの少ないお店に入ると、おいしいとか、おいしくないとか以前に、なんだかショボンとした気持ちになっちゃうんですよね。
でも、迷ってても埒があかないし、何より寒くてお腹がすいてたので、ホテルの近くの「桃太郎」さんに入ることにしました。このお店は、外から中の様子はわからなかったけど、引戸を開けて入るとほぼ満席でした。1人で来ていたお客さんに関をつめてもらったほどです。
お店に入ると、カウンターの上に大皿の料理と冷蔵庫(ネタケース)に入ったアジや牡蠣など魚が目に入りました。おいしそうな料理と、たくさんのお客さんの熱気で、気持ちが一気に暖まります。
地物中心の宇和島の居酒屋さん。お店の人も、楽しくて親切。大満足でした。
旅先では、いつもこんなお店を探しています。
桃太郎
宇和島市
足摺岬と室戸岬は四国に住んでいても遠かったな~という印象です。
高知は暖かいですよね♪
by よしころん (2010-04-28 09:29)
室戸岬と足摺岬をまわると、巡礼はほとんどを達成したような気にもなる遠さでした。高知県の札所は39番までで、半分も終わってないんですけどね。
by hawaiian (2010-04-28 20:53)