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せとうち車旅 - 院内 石橋の町 [大分]

 
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- 鳥居橋 -

瀬戸内海の半分くらいを、車で1周旅行した記事を更新中。

旅行8日目(9月10日)、前の日に陸前高田から大分市へ移動だったけど、この日は一旦宇佐市に逆戻り。院内の石橋と安心院の鏝絵を見てきました。


院内の石橋巡り


院内の石橋の事を知ったのは、宇佐神宮に行った2日前。観光案内所でパンフレットをもらった時でした。この地区には、江戸時代から明治初期にかけて造られた石橋が、75基もあるそうです。


■ 鳥居橋

宇佐別府道路を院内ICで降りると、すぐ近くにある鳥居橋。
ここに来るまで、「石橋を見て回るのって、楽しいのかな」なんて思ってたけど、いきなり5連アーチの立派な橋を見て、「すばらしい !! 」。他のとこもできるだけ行きたいと思うように。

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■ 一の橋

一の橋は、1連の小さな橋でした。
宇佐市観光協会のホームページで紹介されている、石橋は3連以上で橋高のある見栄えがするものが多いけど、院内の石橋の大半は単アーチ橋のようでした。 じゃあ、単アーチは見ても面白くないかと言うと、決してそんなことはなくて、周囲の景色に自然に溶け込み、のどかな院内の景観を作っています。


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■ 界橋

界橋も単連アーチ橋。現在も使われている橋で、案内板がなければ気が付かないほど、普通に道に架かってる橋でした。

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■ 打上橋

文久3年(1863年)の架設で、院内では最古の石橋です。

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白いガードレールがあるのが打上橋です。

雑草が茂ってて、わかりにくいけど、打上橋の下にも水路橋があり、2重になってます。水道橋は渡れません。





■ 久地橋(きゅうちばし)

アーチではなく桁橋です。山道のような未舗装の荒れた道の奥に現れます。

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森の中の素朴な石橋。しびれます。

細い橋には手すりがなく、石の上には苔が生えています。
渡る時は滑らないよう緊張しました。

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■ 富士見橋

富士見橋は3連アーチです。
豊後富士と言われる由布岳が見えることから、橋の名前になったそうです。

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■ 経座橋

龍岩寺の駐車場近くにある、単連アーチの経座橋。

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院内の石橋巡りはここまで。1つ1つの橋は特徴があり、院内ののどかな風景の一部として印象に残るものでした。

観光パンフレットには、75基の橋が出ているけど、とてもすべては回れません。少しでもたくさんの石橋に行こうとしたけど、案内板が目立たず素通りしてしまったり、車だと入れない場所や近くに駐車できないところも多くありました。観光パンフレットにも出ていて、町内では一番長い「御沓橋」では、駐車場できそうな場所はないし、近くの道はどこも細くて路駐もできませんでした。


龍岩寺


白木の三尊像が有名で、ガイドブックや観光パンフには必ず載ってる龍岩寺に行きました。三尊像は行基が一夜で彫ったと言われています。

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本堂への石段。


120910_120433_n0350.jpg石段を上がると本堂に出ます。

長椅子には、靴下が何足か干してあったり、ペットボトルでいっぱいになったゴミ袋が、何袋か縁側の下に保管されてたり、お寺としては珍しく、ちらかってる感じでした。

120910_121337_n0351.jpg本堂で拝観料を払い山道を登ると、三尊像のある奥の院礼堂に出ます。

奥の院礼堂、三尊像とも重文です。

120910_121643_n0353.jpg拝観する場所と三尊像は木の格子で挟まれているんですが、格子が太く間隔が狭いので、全体がよく見えません。

写真はOKのようでしたが、デジイチだとレンズが、格子の中に入りません。頭上に掲げて、モニターを見ながら撮ったのが左の写真。顔が隠れてしまいました。

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コンデジは、何とか格子の中にレンズの先が入り、1体ずつなら撮れました。

写真は順番に、不動明王座像、阿弥陀如来座像、薬師如来座像です。

でも、現地に行ってるのに、全体がちゃんと見れるのは、コンデジでの写真だけというのが何とも。
目の前に現物があるんだから、格子のじゃまなく見たいですね。


朝はカレー、昼はカラアゲ


この日の朝と昼の食事は、地元のファーストフードでした。

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大分市から院内に向かう途中、別府港ICで食べた朝食は「タイムヒルズカレー」
朝からカレーなんてと、自分でも思うけど、別府湾を見下ろすテーブルで食事をしてみたかったのと、「タイムヒルズカレー」なんてネーミングに惹かれてね。

120910_105354_r0664.jpg昼食は、道の駅 いんないにあったカラアゲ屋さん。

中津市、宇佐市とカラアゲ店が多く、カラアゲガイドマップまである力の入れようなので、どこかで食べようと思ってました。




このあと、安心院(あじむ)に向かいます。

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コメント 7

ねじまき鳥

すごい石積みの技術ですね。

by ねじまき鳥 (2012-10-15 22:16) 

白

どの橋も味があってイイですね~。これだけ見に行くのも楽しそうです。
昔、四万十川の沈下橋をわざわざ遠回りして見に行ったのを思い出しました。
by (2012-10-15 23:51) 

hawaiian

ねじまき鳥 さま
石積みのアーチって、どうやってるんだろうって思いますよね。観光パンフレットには、技術者の事もかかれてたけど、苦労は並みじゃなかったようです。

白 さま
四万十川の沈下橋をネット検索したよ。
写真を見ると、欄干がなくて、怖そうだけど、面白そう!!
今回、行けばよかったよ。
by hawaiian (2012-10-17 06:59) 

島猫

この辺に石積み職人がたくさん居たんですかね?
それにしても素晴らしい!
by 島猫 (2012-10-17 07:06) 

あおたけ

石造りのアーチ橋、それも五連ともなると壮観ですね!
大分を走る豊肥本線や日田彦山線には石造りのアーチ橋と
絡めて撮れる鉄道撮影のポイントがあり、
いつかは撮影に訪れたいと考えています。
by あおたけ (2012-10-17 09:32) 

hawaiian

島猫 さま
橋を造った職人さん、苦労は並みじゃなかったようです。
町を流れる川のあちこちに架かる石橋。
ウォーキングには、もってこいのところですよ。
by hawaiian (2012-10-18 08:16) 

hawaiian

あおたけ さま
今回は見かけなかったけど、石橋を通る線路がありそうですね。
石橋と列車、いい感じになりそうです。
by hawaiian (2012-10-18 08:22) 

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